「伝え続けることの重要性の改めて感じた」 株式会社南阿蘇ケアサービス 第三回取材

       
全般

南阿蘇ケアサービスの松尾さんは事業開始当初を振り返って「これで良いのか。とずっと悩んでいた。」と話始めてくださいました。
南阿蘇ケアサービスの休眠預金事業の主事業は新拠点の整備と、その中での運動教室などの事業実施の予定だったがウクライナの戦争の影響で資材が高騰し予算が当初予定していた金額よりかなり膨らんでしまうアクシデントが発生しました。
そんな中、場所を変えて運動教室や地域食堂をイベント形式で継続実施してはいたものの、本人としては本当にこの事業でいいのだろうか。という不安をずっと抱えていたそう。

それでも定期的にイベント開催をしていると参加者の方から
「ありがとう」
「いつもこのイベントが楽しみなの」
「新しいお友達ができてうれしいわ」
「来月、また楽しみにしているね」
などと声をかけてもらう回数が増えてきたそう。

「そこで初めて、自分たちのやっている事業は間違っていないのだと感じることができた。そこからは信じてやり続けることができた」と松尾さん。
事業終盤には拠点の話もまとまりこの春に完成予定とのこと。

「イベントで大切にしていたのは、なぜこのイベントをしているのか。自分たちがどうしてこの取り組みを始めたのは。南阿蘇をどうしたいのか。を伝えること。
伝え続けたからこそ、参加者やスタッフ、協力者の方にもビジョン、ミッションが伝わった。ありがたい感謝の言葉を頂けたのも伝えることを諦めなかった結果だと思う。
次は、介護の現場で働いてくれているスタッフに伝えていきたい。介護という仕事を点としてではなく、その先にある未来の南阿蘇を作る線の役割とする仕事だと認識してほしい。」

これからの南阿蘇をお楽しみに。

コメント